ペット同伴可の旅行「ペットツーリズム」
ペットツーリズムとは?
ペットツーリズムとは、飼い主が犬や猫などのペットとともに旅行をすることを指す言葉です。ペットとともに移動、宿泊、食事、観光などができるような環境整備を推進することにより、利用者の利便性向上とビジネスの発展、飼い主のマナーやモラルの啓発などを目的としています。
⇒飼い主とペットの思い出づくり
⇒飼い主同士の交流
⇒適正飼養の必要性を再認識(災害時の同行避難の予備的訓練を含む)
⇒豊かな社会のシンボル
ペットツーリズムは、ペットと一緒に旅行をすることで、飼い主とペットのストレス解消や思い出づくりができます。また、飼い主同士の交流も深まり、適正飼養の必要性に対する認識の深まりや、災害時の同行避難の予備的訓練を含む適正飼養の啓発にもつながります。さらに、豊かな社会のシンボルとしても注目されています。
近所の公園への散歩から観光地への宿泊旅行まで、愛すべきペットと大切な時間を共有することができます。
⇒ペットの健康問題
⇒ペットのマナー問題
⇒ペットの安全性
持病のあるペットは旅行中に悪化してしまう可能性があります。また、旅行の3大トラブルと言われている「車酔い」「熱中症」「虫刺され」には特に注意が必要です。
ペットのマナー問題吠えなどによる騒音、ホテルや訪問先でのトイレの失敗などがあります。自宅では問題のない行動でも周りの環境が違うとうまく出来なかったり、興奮して落ち着きがない行動をとってしまうことがあります。
ペットの安全性について逃げ出したり、何かに興奮し急に危険な場所へ走り出すこともあります。大型犬であれば、飼い主様がものすごい勢いで引っ張られ転倒する危険性もあります。また、犬同士のケンカにも注意が必要です。
これらのデメリットを回避するためには、ペットの健康状態を確認し、ペットに合った旅行プランを立てることが大切です。また、ペットのマナーについても、飼い主が周りの人々に配慮することが必要です。
日本もペットツーリズムが広がる!
世界のペットツーリズムに伴うサービスの市場規模は2021年に7億8,240万米ドルとなり、2022年から2031年にかけて5.4%の年平均成長率を記録し、2031年には13億1,530万米ドルに達すると予測されています。
PS保険調べによるアンケート調査では、これまで愛犬を旅行に連れて行ったことがある飼い主とない飼い主で半々の回答となっているが、一緒に旅行する計画がある、計画はないが一緒に行きたいと回答している飼い主は64%となっている。
また、矢野経済研が実施した「日本国内におけるアンケート調査」では愛犬との旅行を楽しみたいと考えている方が多いようです。
「旅先選びに愛犬を連れて行けるかどうかを考慮する人」は92%
「観光場所を制限されても愛犬を旅行に連れて行きたい」と答えた人は81%
「旅費が高くても旅行に連れて行きたい」と答えた人は84%
(矢野経済研調査)
ペットツーリズムの需要が高まっているとはいえ、本当にそれほどのニーズがあるのだろうか?数年前まで、ペットと泊まれる宿はリゾートホテルや温泉宿に限られていた。その多くは、客室以外にケージが必要だったり、ペットは別の部屋に泊まらなければならなかったりといった条件をつけていた。そのため、ペット愛好家はペットホテルに預けるか、旅行そのものを諦めざるを得なかった。
しかし近年のペットブームの拡大とともに時代が大きく変わってきていることは間違いないが、そのような中、交通機関におけるペット同伴サービスは遅れていた。
ペットと一緒に飛行機同乗サービス
(スターフライヤー航空)
今回スターフライヤーがサービスを全路線に拡大したことは、今後、日本のあらゆる交通機関でペット同伴が容易になることを示唆している。なおペット同伴サービスの導入にあたって鉄道会社や航空会社に求められるのは、明確なルールの確立である。元旦の羽田空港におけるJALと海保機の衝突事故でも海保職員以外にJAL機貨物室にいた2頭のワンちゃんが犠牲となっている。賛否両論がある中、機内同伴が可能になろうと、彼らを人間と同様に救出する事にはならない。こうしたルールの下での同伴搭乗であることを忘れてはならないのである。
機内ペット同伴サービス「FLY WITH PET !」
一緒に搭乗を検討される場合、持ち込めるサイズや頭数、ワクチン接種証明書の提出、機内での制限など規定がありますので、詳しくはスターフライヤー(SFJ)WEBサイトのペットの客室同乗サービスページをご確認ください。
↓スターフライヤー航空「FLY WITH PET!」WEBサイト↓