食いしん坊だから盗み食いは当たり前?
ネコちゃんの食事をしつける方法
はじめに
食事のときに、ネコちゃんがテーブルの上に上がって盗み食いをするから困るという飼い主さんも多いと思います。ネコちゃんは、年齢、ホルモンバランス、生まれたときの環境によって盗み食いが始まります。
被害を拡大させないためには、飼い主さんのしつけが大切になってくるでしょう。
今回は、食いしん坊なネコちゃんを飼育している飼い主さんに向けて、盗み食いを阻止する方法を紹介していきます。
ネコちゃんが食事で盗み食いをする理由
ネコちゃんの好みは、生後6カ月で決まるそうです。ついつい食事中に、人間のご飯を与えていると「このご飯は安全だ」とネコちゃんは学習し始めます。
やがて成長し大人になっても、人間と同じものを好む傾向が強くなり、盗み食いを繰り返すのです。好みが決まる生後6カ月までは、人間の食べ物を与えないようにしましょう。
去勢・避妊手術後や野良出身も注意
去勢・避妊手術後のネコちゃんは、発情によるストレスがなくなり、食欲が増すことがあります。さらに、野良出身のネコちゃんは、飢えを経験しているため「よーし!食べられるうちに食べておこう」という常習犯が多いようです。
そのままにしておくと、エスカレートしていくので、現行犯でのしつけが重要になってきます。去勢・避妊手術後や、野良出身のネコちゃんは、十分に食事を与えるなど食事のコントロールが大切です。
盗み食いをするネコちゃんの対処法
基本的に、盗み食いを防止するために、テーブルの上にあがらないようにしつけをします。これは「机の上は怖い」と覚えてもらうためです。しつけのときに、猫が嫌がる大きな音や、水スプレーを使うと効果的でしょう。「盗み食いは悪いこと」としつけるのは難しいので、テーブルの上は危険と覚えてもらう方がスムーズです。
また、キャットフード以外の食べ物を与えないのはもちろんですが、十分なフードを与えてネコちゃんを満足させることも大切です。
飼い主さんが食事していないときにキャットフードを与える
ネコちゃんは、食事に満足すると眠りにつきます。消化にエネルギーを使うため、食後はすぐに眠たくなってしまう習性があるからです。室内飼いのネコちゃんは、危険な目に合いにくいことから、満腹状態も長く続きます。この習性を利用して、飼い主さんの食事前にキャットフードを与えると良いでしょう。
キャットフードは規定量が記載されていますが、盗み食いをする場合は、少しだけ残すくらいの量を与えてみてください。
食事の回数を増やしてみる
猫は、ちょこちょこ食いを好む生き物です。これは、獲物が取れた段階で食事をする名残があるからと言われています。本来、大人のネコちゃんは、1日に10匹程度のネズミやウサギを捕まえては食べるという生活を送っていました。さらに獲物を捕獲すると、少しだけ食べて土の中に隠していたそうです。
野生の本能によりネコちゃんは、一度に多く食べません。食事の回数を、朝・昼・夕の1日3回に増やして満足させましょう。
まとめ
ネコちゃんの盗み食いを阻止するためには、子猫のときからのしつけが重要になってきます。一度、味を占めると、大人になってから辞めさせるのが難しくなるからです。
盗み食いをしようとしたら、すぐに大きな音を出したり、水スプレーを活用してすることで、テーブルやカウンターは、怖い所だと覚えさせるとよいでしょう。
性格上、ご飯に執着しているネコちゃんもいるため、一緒に食事をしないことや、フードの回数を増やすことも効果的です。
ぜひトライしてみてくださいね。