ワンちゃんの洋服事情
約2人に1人は愛犬に洋服を着せている
【調査方法】インターネット
【調査人数】「犬を飼っている」と回答した122名
犬を飼っている方を対象に「犬に洋服を着せているか?」という質問をしました。
「はい」と答えた方は47.5%、「いいえ」と答えた方は52.5%という結果に。
約2人に1人はペット(犬)に洋服を着せていることがわかります。
愛犬に洋服を着せる理由は?
人間と違い、洋服を着せることが必須ではない犬にとって、オシャレ以外に「洋服を着る」ことはメリットがあるのでしょうか?
実際に愛犬に洋服を着せている飼い主さんたちを対象に行ったアンケートの回答を紹介します。
「ペット(犬)に洋服を着せる理由」についてアンケートをとったところ「寒さ対策のため」と回答した方が全体の47.4%を占めるという結果になりました。
その他にも「汚れ防止(17.5%)」と多く、次で「かわいいから(17.5%)」と上位2つは「犬や飼い主が互いに快適に過ごせること」が理由で洋服を着せているということがわかる結果となりました。
さらに、サイズ別でみてみると「寒さ対策のため」と回答した方の大半は『小型犬』で占めています。このことから、飼い主の多くは「小型犬は寒がり」の印象が強く実際に自身のペット(犬)が寒がりであると感じているようです。
「寒さ対策」と回答した方のペット(犬)の犬種をみてみると、シングルコートのトイプードルが33.3%、その他シングルコート種が22.2%とシングルコート種が半分以上を占める結果となりました。
中にはダブルコート種である「チワワ(14.8%)・シーズー(11.1%)」でも洋服を着せる割合が多いことがわかります。比較的室内飼いとして知られる「チワワ」は他の犬種と比べると寒さに弱い可能性は高いと考えられます。
なお洋服を選ぶ時に重視するポイントは1位は「機能性」。次いで「丈夫さ」「低コスト」とワンシーズンしっかり使い込める丈夫さがランクイン。「可愛さ」を求める方も少数いましたが、求めていない方が大半ということがわかりました。
犬に洋服を着せるようになったのはいつ頃から?
もちろん自ら服を着るという行動は取りませんので、人間がまずは犬に服を着せたのでしょうが、その歴史は実は明確にはされていません。日本では、江戸時代に室内で犬を飼うことが流行っていました。とりわけ上流階級社会でそれが顕著にみられていますが、このとき、洋服こそ残っていませんが犬用の首輪や飾りが発見されています。
最古の犬服については不明ですが、洋服や着物ではなく、首輪や首飾り、胴輪のようなものが最初で、それが現在のルーツになっているとも言えます。外国でも王族が飼っていた犬については、豪華な首輪や飾りをしている様子が絵に描かれたりしています。猟犬に犬服を着せることはなかったと思いますが、お座敷犬・愛玩犬と呼ばれる犬については、かなり昔から犬服を着せておしゃれを楽しんでいたのかもしれません。