ブログBlog

ペット医療と東洋医学

ペット医療と東洋医学

犬にも鍼灸治療をおすすめ!

「犬に鍼灸?」と思われる方もいらっしゃると思います。また、鍼灸治療と聞くと、人だと肩こりや腰痛、どうぶつだと椎間板ヘルニアなど、筋肉や関節の問題のためのものだというイメージがあるかもしれません。実は、鍼灸治療に適応外の病気というものはありません(ただし救急のものには向きません)。肩こりでも、それがストレスからくるのか、冷えからくるのか、人によって原因は様々で、それを探して根本から解決していこうというのが中医学(中国医学)で、その手段が鍼灸や漢方治療なのです。

ペット鍼灸
鍼灸は獣医師による治療です。
人間と同じように体中に「ツボ」、そして「ツボを結んだ経路」があり、鍼灸治療はそれらのツボを鍼灸で刺激を与えることにより、生体のエネルギーの流れである「気」の流れを整え、犬が本来持っている自然治癒力を高めます。

現代医学に効果的な治療法が存在しない場合や、副作用のリスクを最小限に抑えたい場合に、東洋医学が代替療法の選択肢として検討されることがあります。

東洋医学の治療法を紹介

犬に対する東洋医学の治療法は、その効果や安全性に関して科学的な根拠がまだ限られているため、一概に有効とまで言い切ることは難しいのです。しかしながら、一部の治療法は研究されており、特定の症状や状態に対して助けになる可能性があるとされています。以下にいくつかの例を挙げてみましょう。

東洋医学の治療法

①鍼灸療法(Acupuncture)
体の特定のポイントに針を刺すことによってエネルギーの流れを調整し、痛みや不調を改善するとされる治療法です。一部の研究は、犬の関節炎や痛みの管理に鍼灸が効果的である可能性を示唆しています。
②漢方薬(Traditional Chinese Herbal Medicine)
植物や動物性の材料を用いて作られる伝統的な薬剤で、特定の症状や疾患に対する治療に使われます。漢方薬は炎症の抑制や免疫調整などに役立つとされていますが、適切な用法と量を確保することが重要です。
③気功(Qigong)
呼吸法、運動、瞑想などを組み合わせて体内のエネルギーを調整し、健康を促進するとされる練習です。犬のストレス軽減や運動療法の一環として検討されています。
④食事療法(Nutritional Therapy)
東洋医学の一環として、特定の食材や食事の組み合わせが健康に影響を与えるとされています。食事療法は消化器の健康やアレルギーの管理に役立つ可能性があるとされています。
これらの治療法は、既に一部の獣医師や飼い主によって実践されており、一部の症状に対して効果があるとされることがあります。しかし、科学的な証拠や研究がまだ不十分なため、犬の健康に対する影響を評価するためにはさらなる研究と慎重なアプローチが必要です。治療法を選ぶ際には、専門家である獣医師との協議が非常に重要です。原因がはっきりとわからなかったり、病名がつけられないような病気でも症状や体質から治療することができるのです。

鍼灸療法が効果的な疾患や症状について

一部の研究や臨床経験によれば、鍼灸療法が以下のような疾患や症状に対して効果的である可能性があるとされています。

鍼灸療法が効果的な疾患や症状

①関節炎や痛み
鍼灸療法は炎症や痛みの管理に対して有用である可能性があります。関節炎や脊椎の問題を抱える犬に対して、痛みの軽減や動きの改善をサポートする役割を果たすことが提案されています。
②神経痛や筋肉痛
神経痛や筋肉痛の緩和に対して鍼灸が効果的である可能性があります。例えば、椎間板ヘルニアなどの神経系の問題を抱える犬に対して痛みの軽減を目指す際に鍼灸が試されることがあります。
③消化器の問題
消化器系の問題やストレスに対しても鍼灸が効果的であるとされることがあります。例えば、嘔吐や下痢といった症状の緩和に寄与する可能性が考えられます。
④神経系の調整
鍼灸は体内のエネルギーの流れを調整するとされており、神経系の調整に対して効果があると言われています。不安やストレスなどの神経系に関わる問題に対して鍼灸が一定の効果をもたらすかもしれません。
 個体差や症状の具体的な状態によって異なる可能性もありますので、必ず東洋医学に関して詳しい獣医に相談してください。 

東京近辺でペット鍼灸治療ができる病院

方歆犬猫治療院(渋谷区本町)
東洋医学的な考え方に基づいた「はりとお灸」を主体とした施術を行う専門治療院
中野ペットクリニック(中野区中野)
東洋医学の鍼灸治療、予防検診・治療ができる
キュティア老犬クリニック(横浜市青葉区)
「未病」の治療に東洋医学を使用。

物件検索

エリア
賃料
 〜 
間取り
こだわり