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ペットとテレビ

ペットとテレビ

飼い主さんと一緒にテレビを鑑賞

いぬのきもちWEB MAGAZINEにて、飼い主さん156人に「飼い主さんがテレビを見ているとき、一緒にテレビをみるか」アンケートを実施しました。 すると「はい」という回答が約49%、「いいえ」という回答は51%と鑑賞するペットはおよそ半数という結果に。

2021年の国民生活時間調査によると、1日にテレビを見る人の割合は減少しており、20代で40%台、一方インターネットを見る20代の割合は80%を超えており、視聴時間もテレビは年々減少、インターネットは増加傾向にあります。いわゆる若者のテレビ離れは次第に年齢を超え全国民に広がりつつあります。

そのような中、インターネットの動画でテレビにかぶりついているワンちゃん、猫ちゃんの動画や映像がネットで話題になっております。

彼らはテレビにどのような関心を持っているのでしょうか?また映像をどのようにとらえているのでしょうか?さらに健康への影響はあるのでしょうか?

わんちゃん、猫ちゃんたちの目にはテレビがどのように見えている?


わんちゃん、猫ちゃんたちがテレビに興味を持つ理由として、いぬのきもち獣医師相談室の獣医師さんによると

「動きがあって面白いのでしょう。飼い主さんの家族が見ているため、一緒に見ようとしていることもあると思います。」
とのこと。

色のバリエーションはない
犬は赤色を識別していないといわれています。これはテレビだけに限らず、現実の世界でも赤色は見えていません。常に青みがかった世界で生活しています。また、猫に関しては赤や緑をはっきりと認識することができません。
反応には個体差がある
テレビの好き嫌いは猫や犬、性格や好みによって個体差があります。また、育った環境によっても好き嫌いは変わってきます。子供の時から常にテレビがついている環境で育ったペットは、テレビを好きになる傾向が高くなります。幼い時から慣れ親しんだ環境が安心感を与えるのでしょう。このようなペットは、お留守番の時にテレビをつけたままにしておくことで、分離不安を軽減することができます。いつもと同じ環境を整えてあげて、お留守番の寂しさを紛らわしてあげましょう。

パラパラ漫画風
犬も猫も動体視力は人間より優れています。古いテレビの場合は特にコマ送りに見えます。ゆっくり進むのでパラパラ漫画のように見えている可能性があります。
内容までは理解できない
犬や猫はテレビの中の世界と現実の世界の切り分けができないため、テレビに登場した他の動物やサイレンなどには反応することはできますが、ドラマなどのストーリーを認識することができません。
音声をより認識
犬がテレビを見ている動画を見ると、流れてくる音楽に反応したりサイレンなど特定の音に向かって遠吠えしたりする姿を目にします。犬も猫も嗅覚の次に聴覚が発達しているといわれています。このことを踏まえると、より多くの情報を目より耳から取り入れていると考えられます。

ペットにテレビを見せることに対する注意点


犬がテレビを見ることに対する注意点や飼い主さんが気を付けるべきことをいぬのきもち獣医師相談室の獣医師さんに聞いてみました。

「人と同様に、見すぎには注意したほうがいいと思います。また、テレビに興味があるということは、暇なことやテレビ以外に楽しむものがない可能性も考えられます。アクティブな犬も多いので、散歩などで外の景色を楽しむ時間も必要でしょう。
外に行くことが難しくなったシニア犬で昔からテレビが好きだった場合は、家族と一緒に楽しむ時間が、心が和む時間になるかもしれません。疲れすぎない程度に楽しみましょう」
とのことでした。
ちなみに、聴力が優れているからといって、家の中に流れるテレビなどの生活音が大音量に聞こえているわけではありません。人は何かに集中していると周りの雑音が聞こえなくなりますが、それと同様に室内の騒音は上手く断ち切っているそうなので、「うるさくないかな?」という心配はご無用です。

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