快適な老ペットライフのために!
必要な介護グッズとは?
はじめに
歳をとったり、ケガをしたりすれば、日常生活が困難になるのはペットも人間も同じです。最近では、ペットのための介護用品も品数が豊富になってきました。ケガや加齢にともない多少の不自由が出てくるものですが、家族同然のペットには、やっぱり少しでも快適に過ごしてほしいですよね。
今回は、知っておくと便利なペットのための介護グッズを紹介します。
1.歩行補助グッズ
足腰や筋肉が弱ってくると、歩くのが億劫になってしまいがち。ですが、少しでも体を動かしたり、お散歩させて外の空気に触れたりするのは、やっぱり大事ですよね。
歩きたいのに、歩けない/歩きにくいというペットのための、サポートするグッズも色々あります。
足を保護するシューズ、ソックス
ペットのシューズやソックスは、オシャレのためだけにあるのではありません。
保護用のシューズやソックスは、筋力が弱って、踏ん張りがきかなくなってきたときや、ケガをした足裏を保護する必要があるときに、活躍してくれます。
スロープ、ステップ
一緒にベッドやソファでくつろぎたいけど、そこへ飛び乗ったり、飛び降りたりするのが難しそう…というペットを飼っている飼い主さんにお勧めなのが、こちらのグッズです。
滑りにくい素材を使っているものもあるので、筋力の弱ってきたペットにも有効です。
歩行補助ハーネス
起き上がるのが困難だったり、段差に不安があるワンちゃんをサポートするためのハーネスです。胴体全体を支えるものや、後ろ足をサポートするものなど色々あるので、犬種や身体の大きさ、ワンちゃんの状態に合わせて選びましょう。
車いす
自力での歩行が難しい、ワンちゃんネコちゃん用の車いすがあります。価格は安いとは言えませんが、レンタル品などもあるので、まずはお試しにレンタルして、ペットに合うかどうかチェックするのもいいかもしれません。
ペット用バギー、カート
歩くのが困難だけど、外には出させてあげたい、しかし抱っこは…という飼い主さんは、ペット用のカートを利用してみてはいかがでしょうか。
カゴ部分が取り外せて、旅行やドライブ時のベッドやハウスとしても使えるタイプや、2匹乗せることが出来る大型のものもありますよ。
2.粗相対策グッズ
加齢やケガのために、これまで通りにはトイレができなくなるペットは少なくありません。飼い主さんを怒らせたり、がっかりさせたりするのはペットにとっても本意ではないでしょう。お互いが気持ちよく過ごせるために、こういったサポートグッズをぜひ活用してみて下さい。
おむつ、パッド付きパンツ
お尻全体を覆う使い捨てタイプがメジャーですが、中のパッドだけを交換する、パンツタイプもあります。また、紙おむつの見た目が気になる方や、おむつをかじってしまうのが心配という方は、おむつカバーもチェックしてみて下さい。
おねしょパッド、室内トイレ
寝ているときだけ粗相してしまう、決まった場所でできるけど、飛び散らせてしまうなどの悩みがある場合にお勧めです。
3.食事・投薬のサポートグッズ
自分で食べることが困難になってきたペットのお食事をサポートするためのグッズも色々あります。
介護用食器、食事台
例えばシリコン製のやわらかい食器なら、鼻先にあたってもいたくなく、飼い主さんの手で食べやすい形に変え、ちょうどいい角度で口元に持っていってあげることができます。取っ手のついたものでもいいですね。
また、エサが低い位置にあると、身体を上手く支えられずに、食べられないという場合があるそうです。そんなときは、ペットの身体に合わせた高さの台にご飯をのせてあげましょう。
滑り止めシート
踏ん張りがきかないと、体が固定できずにエサが食べにくくなってしまいます。その場合は、このような滑り止め機能のついたシートの上にご飯を出してあげると、スムーズに食事ができるようになるかもしれません。
3.食事・投薬のサポートグッズ
お薬の味やにおいを嫌がって、なかなか食べてくれなくて、困っている飼い主さんには次のようなグッズがお勧めです。
オブラート、投薬補助ペースト
お薬を包んで、飲みやすくしてくれるタイプの商品です。粉薬にも錠剤タイプにも使えますね。
お薬クラッシャー、ピルカッター
器用に薬だけを吐き出してしまうペットも少なくありません。そんな時は、大きな錠剤を細かくして、エサに混ぜるのも一つの手段ではないでしょうか。先に紹介した投薬補助ペーストと併用する飼い主さんもいるようです。
まとめ
今回はあると便利なペット用介護グッズを紹介しました。ここに紹介したのはごくごく一部です。他にも床ずれを防止するグッズや、エリザベスカーラーなどもたくさんの種類が販売されています。
ペットのことは、飼い主が一番わかっている!と思うかもしれませんが、どんなグッズが必要か、ペットに合うかどうかは、獣医さんなど専門家に相談の上で判断することをオススメします。